一昔前に比べ、日本におけるデザイン制作会社は飛躍的な増加を遂げましたが、未だアートとデザインの
区別がついていない企業も多いです。それが色濃く出ているのがWEB制作ではないでしょうか。
Flash の普及で2005年ごろからインタラクティブな表現を目にする機会が増えました。しかしとても重い
データと予期できない爆音BGM、そのほかには一見どのように見ればいいかわからないWEBに不慣れな
ユーザを対象にしているとは到底思えないWEBサイトが現在でも存在しています。
デザインとは伝達の手段でしかありえません。
しかし内容よりも手段であるデザインをメインにしている広告・WEBがまだまだ多く、もちろんそれが
狙いであればいいのですが、どんな時でも受け手に伝わるものでなければ全くの無駄な産物です。
極論を言ってしまえばグラフィックデザインにおいては本当にデザイン力があれば最新の技術を使わなく
ても無限に表現することが出来る筈です。我々はその可能性にチャレンジし続けます。
デザイン業界のみならず、あらゆるサービスを提供するうえで大事なのは、企業・購買者・利用者などの
受け手を意識した提供です。新しい技術を取り入れる事は”進化”にはもちろん欠かせませんが、目新し
さに飛びついてばかりでは本来の使命を忘れてしまいます。
我々の使命はそのような問題を常に意識し、受け手第一主義を基本とした豊かな社会の実現に向け
万進することです。
|